公開日:2025年3月22日|カテゴリー:ヴィンテージ古着解説
目次
- Levi’s 501XXとは?その歴史と概要
- 黎明期(1890~1930年代)
- 第二次世界大戦とS501XX
- 黄金期(1947~1950年代)
- 1960年代とXXの終焉
- スモールeと赤耳デニムの終焉
- ヴィンテージ501XXの価値と高価買取
- 501XXを売るならEAGLEBASEへ
- 参考文献
Levi’s 501XXとは?その歴史と概要
Levi’s 501XXは、ヴィンテージデニムの中でも特に人気の高いジーンズです。
1940年代後半から1960年代半ばまで生産されたモデルで、70年以上経った今もそのデザインや風合いは色褪せず「デニムの王様」と称されています。
ここでは、その長い歴史を辿りながらモデル別のディテールや価値を徹底解説します。
黎明期(1890~1930年代)
1890年に「501」の型番が導入され、Levi’sの定番ジーンズが誕生。
当初はバックポケット1つ、サスペンダー用ボタン付き、股リベットなどシンプルかつタフな構造でした。
1922年にはベルトループが追加され、1936年には赤タブ(Red Tab)が登場。
1937年にはバックポケットの隠しリベットも採用されました。
第二次世界大戦とS501XX
1940年代、戦時物資統制の影響で「S501XX(通称:大戦モデル)」が登場。
隠しリベットやアーキュエイトステッチが省略されたり、ボタンが鉄製に変更されたりしました。
戦後には徐々に仕様が復元され、過渡期モデルの「46モデル」などが誕生します。
黄金期(1947~1950年代)
戦後、完全復活した501XX(47モデル)が登場。
アーキュエイトステッチの復活、隠しリベット、Vステッチ、赤タブなど現在の501の原型が確立されました。
1950年代中期までは「片面タブ」、後期からは「両面タブ」へ変更。パッチは革から紙へと移行していきました。
1960年代とXXの終焉
1966年、501XXの「XX」表記が廃止され、以後は501という名称に統一。
バックポケットの隠しリベットもバータックに変更されました。
これによりヴィンテージ501の一時代が幕を閉じ、「66モデル」へとつながっていきます。
スモールeと赤耳デニムの終焉(1970~80年代)
1971年以降は赤タブの「Levi’s」が小文字eとなり、スモールe期へ突入。
赤耳セルビッジデニムも1985年頃までに姿を消し、以後はオーバーロック縫製の現代仕様へ移行しました。
ヴィンテージ501XXの価値と高価買取
状態やディテール、年代によっては1本で数十万円以上の価値がつく501XX。
赤タブが「ビッグE」、隠しリベットやレザーパッチ付きの個体は特に高値がつく傾向にあります。
高額買取を狙うなら、ディテールをしっかり確認し、適正に評価してくれる専門店に依頼しましょう。
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参考文献
- LEON.jp「大人なら知ってて当然?! リーバイス4大ヴィンテージモデルの見分け方」
- Wikipedia「Levi’s 501」
- Heddels: “Vintage Levi’s 501 Jeans – The Ultimate Collector’s Guide”
- 古着屋JAM 公式ブログ「リーバイス501ヴィンテージの魅力」
- FORZA STYLE「1890年から1966年まで、名作デニムの違いを探る。」
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