寒くなる季節、アウター選びで悩むポイントといえば 「ダウンと中綿、どっちがいいの?」 という問題。どちらも防寒性の高い素材ですが、実は構造や特徴、向いているシーンが大きく違います。
近年では、中綿素材でも プリマロフト のようにダウンに匹敵する高機能モデルが増え、「どれを選べばいいか迷う…」という声がとても多くなりました。
この記事では、”ダウンと中綿の違い、プリマロフトの魅力、選び方のポイント”をわかりやすく解説し、あなたに最適な1着が選べるようにサポートします。
ダウンと中綿の違いとは?


ダウンと中綿の基本的な違い
アウターに使われる「ダウン」と「中綿」は、どちらも保温素材ですが性質は大きく異なります。
ダウンは自然素材で軽く暖かいのが特徴。
一方、中綿は人工繊維で作られ、「湿気に強い・扱いやすい」のが魅力です。
保温性の比較:ダウン vs 中綿
保温性は一般的に ダウンの方が高い とされています。
特に700FP以上の高品質ダウンは真冬でも安心の暖かさ。
ただし近年はプリマロフトなど高性能な中綿が登場し、「濡れても保温性が落ちにくい」点では中綿が優秀です。
素材の特性と使用シーンの違い
• ダウン:軽量・高保温 → 街中・寒冷地旅行
• 中綿:水濡れに強い・メンテしやすい → 通勤・アウトドア
プリマロフトの魅力と特徴

プリマロフトとは?その基本情報
プリマロフトはアメリカ軍の要請で誕生した高機能中綿素材。
ダウンに近い軽さと暖かさを持ちながら、「濡れても性能が落ちにくい」のが特徴です。
高機能なプリマロフトのメリット
- 濡れても暖かい
- 軽量で柔らかい
- 通気性が良くムレにくい
- アレルギー対応
- コスパが良い
洗濯やケアの簡単さ
プリマロフトを含む人工中綿は 家庭洗濯がしやすい のが大きな魅力。
ダウンよりも乾きやすく、型崩れしにくいため普段使いに最適です。
おすすめの中綿ジャケット

U.S.ARMY ECWCS LEVEL7 GEN3
ECWCS(Extended Cold Weather Clothing System)LEVEL7 は、アメリカ軍が極寒地で使用するために開発した最終防寒レイヤー。
数あるレイヤーの中でも「レベル7」は 最上位の保温性 を誇り、厳しい寒さの中でも兵士が動けることを目的に作られた本格的なアウターです。
中綿には プリマロフト(PrimaLoft) を採用しており、”ダウン並みの軽さと暖かさを持ちながら、濡れても性能が落ちない” という圧倒的なメリットがあります。

SWEDISH ARMY M-90 前期型 コールドウェザーパーカー
前期型のM-90コールドウェザーパーカーは、スウェーデン軍で1989年より数種類の先行生産型が部隊配備された、フードが一体型のモデルです。
作られた期間も短いことから、希少性は後期型よりも高いです。
表地は高密度に織り込まれたコットンポリエステル素材のポプリン生地を採用。ポリエステルの中綿はキルティングが施されており、保温性は抜群。北欧の過酷な冬にも対応できる最高峰のアウターです。
機能性とデザインの両立
デザインが語る機能性
キルティングの幅やステッチ位置は、デザインだけでなく
中綿の偏りを防ぐ機能的要素も兼ねています。
新しいテクノロジーとリサイクル素材の役割
最近はサステナブルの流れからリサイクル中綿・PFCフリー撥水など環境素材が増加。
環境に配慮しながら高性能を維持できる点が注目されています。
優れた重量軽減と撥水性について
軽量でも撥水・防風性を持つジャケットが増えており、
中綿アウターは普段使いに最適なバランスです。
おすすめのダウンジャケット

WOOLRICH 70年代 白タグ アークティック パーカー
アークティックパーカの誕生は1972年。-40℃という極寒の中で作業するアラスカのパイプライン建設作業者に向けてデザイン、製造されたワークウェアです。
耐水性&耐摩耗性に優れた“60/40(ロクヨン)クロス”を採用することで、過酷な環境にも耐えうる堅牢性を確保しながら、インサレーションには大量のダウンを詰め込むことで圧倒的な防寒性を実現。誕生当時から極寒地用の最強ダウンウェアとして愛用されていました。

THE NORTH FACE 70- 80年代 茶タグ USA製 ダウンジャケット
ザ・ノース・フェイスが創業したのは1966年。アメリカ・サンフランシスコで小さな登山用品店としてスタートしました。
設立当初は寝袋などを販売していましたが、1977年にアウトドア業界でいち早くゴアテックス素材を取り入れるなど、革新的な取り組みが支持を集めるようになり、今や世界的なアウトドアブランドに成長しています。
ダウンジャケットの種類と特徴
ダウンには以下の種類があります:
• ライトダウン(薄手・携帯性◎)
• ミドルダウン(街で使いやすい)
• ヘビーダウン(極寒向け)
フィルパワーが高いほど暖かさも増します。
タウンやアウトドアでの使用について
タウンユースはデザイン性重視、
アウトドアは防風性・耐久性を重視して選ぶと失敗しません。
まとめ:どちらを選ぶべきか

使用シーンに応じた最適選択
• 暖かさ重視 → ダウン
• 扱いやすさ・コスパ → 中綿
• 濡れに強い万能型 → プリマロフト搭載中綿
自分に合ったアウター選びのポイント
==地域の気温・使うシーン・軽さと暖かさのバランス==を考えると、自分に合った1着が見つかります。
ダウンと中綿の総合比較
| 項目 | ダウン | 中綿 |
| 保温性 | ◎ | ○~◎ |
| 軽さ | ◎ | ○ |
| 雨への強さ | △ | ◎ |
| メンテナンス | △ | ◎ |
| 価格 | 高め | 幅広い |
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